南伊豆を代表する下田市の北にあるのが、人口七千人強の河津町です。 小さな町ながら 「 河津桜と菜の花の絶景 」 、「 河津七滝 」 、「 河津七滝ループ橋 」 、 「 天城トンネル 」 などの観光地を有し、また文豪川端康成の 「 伊豆の踊子 」 にも、石川さゆりの 「 天城越え 」 にも登場するという、モスキート級チャンピオンような実力町なのです。 何より私たち温泉好きにたまらない、河津温泉郷があります。 その河津温泉郷の中の峰温泉を引き湯するのが 「 花舞竹の庄 」 。 間近にある峰温泉大噴湯公園の湯を引き、ジャブジャブお湯だくの源泉かけ流しをしています。 この花舞竹の庄は、昭和初期の建物を遠くから河津に移築し、高級旅館として営業していました。 その当時のパンフレットを見ると往時の様子がよみがえるようです。(左のパンフレットのボタンを押すと御覧頂けます)   そして花舞竹の庄という名前はそのままに、現在は 「 土曜・休前日素泊まり7千円以下の源泉かけ流しの格安・激安宿 」 として頑張っています。 しかし古くて大きな建物を少人数で運営しているため、錦鯉の泳いでいた池に水はなく、部屋と風呂も一部使用していないものもあり、管理は行き届いていません。 それを補っているのが、源泉かけ流しの温泉が溢れ出る二つの浴場と、宿のご主人のおもてなしです。 それでは花舞竹の庄の詳細を徹底紹介しますので、どうぞゆっくりと御覧下さい。

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鬼怒川温泉の温泉は、こんな温泉です ➡クリックして開閉

鬼怒川温泉の泉質は弱アルカリ性です。 一般にアルカリ温泉は 『 美人の湯 』 とも言われ、‘ 肌がきれいになる ’ と女性に人気です。 実際にアルカリ温泉は肌の表面の角質に水分を吸収させて、皮膚を柔らかくし、ぬるぬるした感じにします。 またとりわけ古い角質は、この作用の中で剥がれ落ちてしまうので、肌がつるつるになったように感じさせます。 この作用の結果、肌がきれいな女性になり、巷では 『 美人の湯 』 と言われています。

さてそんなアルカリ泉の鬼怒川温泉郷ですが、問題はそのアルカリ泉を本当に提供している宿か否か、色々と疑問が多い事です。 温泉についての問題では過去に、『 白骨温泉の入浴剤使用問題 』 など色々な問題が起きてきましたが、鬼怒川温泉についても 『 温泉が足りなくて鬼怒川の水を混ぜている 』 などの噂が発生しました。

言うまでもなく温泉に水を加えたら温泉成分は薄まり、温泉効果は半減します。 だから加水すると温泉とは言い難くなってしまうのですが、鬼怒川温泉の殆どが、源泉に加水しているそうです。

さらに加水するという事は、加水する水道代に加えて、水を加熱するためのコストがかかります。 この合成温泉水はコストがかかっているためかけ流しにはしにくく、必然的に循環ろ過使用することになります。 そして循環ろ過の中で発生するレジオネラ菌対策として‘塩素’などを混ぜることになり、もはや温泉というより銭湯のような感じになってしまいます。  これは鬼怒川温泉に限らず、全国の温泉地でも後発の大型旅館 ( 十分な源泉量を確保できない ) ではよくある事ですが、鬼怒川温泉では殆どの宿で加水が行われているそうです。 『 鬼怒川の水を混ぜている 』 についての真偽のほどは別として、殆どの旅館で源泉が足りないので加水しているそうです。

しかし今回紹介する花舞竹の庄を含めて、ごくわずかですが源泉かけ流しの宿があります。 次の項でご覧いただけます。

 

鬼怒川温泉郷で、源泉かけ流しの宿は希少価値 !? ➡クリックして開閉

鬼怒川温泉の ‘ 源泉かけ流しの宿比率 ’ は、2割! いや、本当は1割以下っ !?

下の表は各旅行サイト(黄色部分) で、鬼怒川温泉の宿の中で 『 源泉かけ流し 』 と条件検索して 『 検索結果一覧 』 に表示された宿に●印をつけたものです。 ( 花舞竹の庄の 〇印は、『 検索結果一覧 』には表示されなかったものの、宿の個別紹介ページでは ‘ 源泉かけ流し ’ と表示されているため、〇印をつけました  )

●印が1つしか付かない ‘ 鬼怒川 パークホテルズ 木楽館 ’ , ‘ 鬼怒川パーク コテージ ’ , ‘ 里の宿千春 ’ や、?印が2つしか付かない ‘ 鬼怒川グランドホテル 夢の季 ’ , ‘ 御宿 一富士 ’には不安も覚えますが、一応源泉かけ流しの宿としてカウントすると、41宿中の8宿が源泉かけ流しの宿ということになります。 その数 2割!

そして私が体験した ‘ 花舞竹の庄 ’ を含め、口コミや温泉ブロガー諸氏の評価を鑑みると、本当の源泉かけ流しの宿と言えるのは ‘ 花舞竹の庄 ’、 ‘ 鬼怒川プラザホテル ’、 ‘ リブマックスリゾート鬼怒川 ’の3宿になりそうです。 となると、鬼怒川温泉の ‘ 源泉かけ流しの宿比率 ’ は、1割以下!   実に90%以上の温泉が、水を混ぜていることになります。

鬼怒川温泉がこのような残念な温泉地になってしまったのは、東京の奥座敷として有名になってしまったからです。 その詳細は、後日ご紹介します。

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